製品の特徴
日本語ディスプレー
機械の状態を日本語のディスプレーで表示するため、故障の際にどの部分が故障しているのか瞬時に判断することができ、迅速な対応に貢献します。
また金属ごとに異なる溶接設定もあらかじめ日本語でセットされているので、金属に合わせて設定を呼びだすだけで溶接作業が始められます。
ディスプレーは4段で構成されており、それぞれの段に以下の内容が記載されています。
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1段目
現在のセッティング(上図左上のディスプレーでいうと現在電圧200ボルトおよび、パルス幅2.5msのセッティングで溶接作業をしています) -
2段目
保存してあるセッティングの名前です。
現在は”コバルトクロム レンケツ ツヨイ”という名前がつけられています。ご自分のお好きな名前が日本語で保存できるので、次回の作業時に、設定名前を忘れることなく便利な機能です。 -
3段目
保存してあるセッティングです。 80通りのセッティングが保存できます。 -
4段目
機械の状況を表示します。故障があった際にはここに、その旨表示されます。
オプション
レーザー径 φ0.1mmオプション
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より精密な溶接のために、通常最小レーザー径φ0.2mmを、φ0.1mmにまで絞るオプションをご用意しております。ご注文時にお申し付けください。
※納品後には追加できません。
ライカビュー用の40xレンズ(通常15x)も、合わせてご検討ください。
電動昇降テーブル “Free Lifter” フリーリフター
溶接ボックスを取り外してお使いになるお客様のために、レーザー溶接ワーク用電動昇降テーブルをご用意しております。
※写真のX-Yテーブルは付属いたしません。弊社での取り扱いはございませんので、御用途に合わせてご購入ください。
外観寸法 mm | 600(W)×450(D)×600~800(H) |
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天板寸法 mm | 300×300×厚さ6 |
昇降ストローク | 200mm |
昇降速度 | 9mm/sec |
製品重量 | 30kg |
耐加重 | 100kg |
定格電圧 | AC100V |
消費電力 | 30W |
天板材質 | ステンレス製 |
昇降スイッチ | 天板下手元スイッチ |
キャスター | 50φストッパー付 |
溶接BOX
脱着可能な溶接BOX
BrightStar、iWeld 、LaserStar 900/990シリーズは、溶接BOX内のいくつかのネジを外すことで容易に溶接BOXを取り外すことができます。
注意
溶接BOXを取り外した場合、レーザー取り扱い区分はクラス4となります。他者の進入のない密閉された室内でご使用ください。また、同室に入る場合には、必ずレーザー用ゴーグルをご着用ください。
多彩な溶接BOX
BrightStar シリーズは、用途に応じて多彩な溶接BOXがお選びいただけます。
アフターフォロー
展示機を常設
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レーザースターは修理まで視野に入れて設計された機械です。
故障の際には日本語ディスプレーにて故障個所が示され、その指示に従い部品を取り替えるだけで、修理が済んでしまいます。全ての部品がカプラーで接続されているだけですので、ねじを数本外すだけで交換可能です。
またスタッフもメーカーであるアメリカのレーザースター社にて実地研修をおこなっており、メンテナンス知識も豊富で安心です。
万が一の複雑な故障の際にはその展示機を代わりに送りますので、作業がとまる心配がありません。
※展示機は、実際にご使用になることも可能です。電話連絡の上、お気軽にお越しください。
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レーザースターはメンテナンスまで視野に入れ開発されていますので、万一の故障の際も部品を入れ替えるだけで修理が完了します。そのため、故障による作業の滞りは起きません。
故障の際は、日本語でディスプレーに故障個所が表示されるので修理の際に非常に役に立ちます。
消耗品
お客様自身で簡単に交換が可能なので、大幅なランニングコストの節減が可能です
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交換方法は、当サイトのメンテナンスページで、動画にて詳しくご案内しています。また、取扱説明書にも、写真入りでご紹介しております。
比較的高額な消耗品であるフラッシュランプも、他社より長寿命かつ安価です。
午前中にご注文をいただければ、当日発送しております。
お客様自身で簡単に交換が可能なので、大幅なランニングコストの節減が可能です
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フラッシュランプ
68,000円 -
レーザー用冷却水フィルター
30,000〜43,000円 -
エアフィルターセット
5,000円 -
エアダクト用フィルター(5枚入り)
2,000円 -
冷却水(約2回分)
5,000円
パルスシェーブ
これはレーザー光線の出力特性を変更する機能です。この機能により、従来のレーザー溶接作業に比較すると、より効率の良い作業が行えます。例えばこの機能を使用すれば、レーザー溶接による金属の歪みを抑えたり、金属の飛び散りを抑えたりすることができます。
下記にそれぞれのパルスシェープ機能が説明されていますのでご参考にしてください。下記の図の縦軸はレーザーのエネルギーを表し、横軸はレーザーの照射時間を表します。
一発のレーザー光線を千分の一単位で制御し、始めに強いエネルギーを加え後から弱く、等と言う風にレーザー光線エネルギーのコントロールをするのがパルスシェープ機能です。
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ベーシックベーシックタイプは万能の波形です。まずはこれでレーザー溶接機に慣れていただき、パラメーターセッティングの加減を理解していただきます。
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スパイクシルバーや銅、真ちゅう等の熱伝導率が高くて、レーザー光線の反射率が高い金属に対してはこのスパイクを用います。
このような金属は最初に強いエネルギーを加えることにより、後のエネルギーの吸収率が格段に高まります。そこでこのような波形のレーザーを照射すると効率の良い溶接ができるというわけです。 -
ランプダウン強い熱を急に加え急に冷やすことにより金属の熱収縮は起こります。そこでこのように徐々にエネルギーを落とす波形のレーザーを照射すると熱による金属の収縮を抑えることができます。
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ランプアップ合金は急に熱を加えるとスパッタ飛び散りを起こすので、このように徐々に熱を加える波形を選びスパッタを抑えます。
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ピラミッドチタン合金等熱による悪影響を受けやすい金属には、このように徐々にエネルギーを与え、徐々にエネルギーを引くようにします。
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プレ・パルスペイントやオイルが金属表面にのっている場合にはまず最初のレーザーでそれらを飛ばし、後のレーザー光線で溶接を行います。
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バースト熱の影響を受けやすい金属に対し、溶接深度を深めたい際にはこのバーストプロファイルを使用します。
アルゴンガス
レーザースターならばアルゴンガスが溶接時に自動噴射されるので、常に一定の綺麗な溶接仕上がりを得ることができます
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溶接ボックス内にアルゴンガスノズルを2本セットしているためチタンなど酸化しやすい金属でも安心して溶接を行うことができます。メインのアルゴンガスノズルは固定式で常に最適な位置にあるため、いつも一定で高品質な溶接仕上がりを得ることができます。もう一本のサブアルゴンガスノズルはフレキシブルなためチタンのバックシールドなどに有用です。
特にチタンは溶接終了後も熱を持ち酸化し続けるので、それを防ぐためにコンピューター管理で溶接前、後にもアルゴンガスを噴射させる機能が付いています。
また溶接ボックス内は蛍光灯とハロゲンランプの2種類で明かりを供給しているためより鮮明に溶接対象物を見ることができます。